2014年1月17日金曜日

不可解な市役所職員 我が市の市役所 と切れやすい老人

.娘の印鑑登録カードを探して、恐らく僕のものと思われるが、名前を書いていないので、僕のか娘のかが明確でないカードが一枚あった。市役所に「番号で、私のかどうか調べて欲しい」と頼むと、そのようなことは、市役所に来て確認して欲しい。確認には、本人確認の運転免許書かパスポートが必要、との回答であった。たったこれだけのことで、わざわざ市役所か、と鬱陶しくは思ったが、明日は土曜日で、しかも今の時間は閉館間際の4時半だからと、パスポートも持ち、自転車で大急ぎで市役所に走った。
窓口には、バングラデッシ系の職員が居て、確認を頼むと、「それはできない」と言う。その男にいくら言ってもらちはあかないだろうと、受付棚の空いている所に移り、奥を見ながら「いや、電話で確認したんだ。パスポートと登録カードを持ってくれば良いと言っていた」と、わざと大声で言ったが、受付の奥の机の所で作業している職員の皆さんは、視線を合わさないようにとしている。仕方ないので、同じことを大声で繰り返すと、漸く横の方から男女2名の、おそらく、本職員だろうと思える日本人が対応し始めた。なお、言っておくが、僕はバングラデッシュ人を責めてもおらず、嫌いでもない。むしろ、バングラデッシュ人は一般的に好きだ。
話を戻して、その二人に、電話で確認した、と説明しても、「---印鑑登録法で出来ない。証明書発行手続きしてください」と言う。が、「なんとか法」さえ言えば、大人しい市民は従順に従うだろうとの意向はあきらかで、もう鬱陶しさが度を越しいよいよ大声で、「それじゃ金がいるだろ」と言うと、「いります」と答える。
「必要なのは、娘の印鑑証明書で、ただ、この印鑑登録カードが僕の物だとの可能性が高い。だから僕の知りたいのは、このカードが、僕の物か娘のか、それとも、男の物か女の物か、でも判ればいいのだ」と言っても、相変わらず「なんとか法で、どうのこうの」と言う。
もう鬱陶しさはこれ以上なく高まって、「なんで、その程度の事が出来ないんだ」と怒鳴り始めた。と、女性職員が突然対策を気付いたらしい。
「それなら、娘さんの名前で、証明書申請してください。もし、娘さんので無ければ、証明書発行に至らず、お金も無料です」と言い、申請書を出した。そうか、と書き始めたが、娘の生年歳は忘れている。日付だけでは駄目と言うので、電話を貸してくれ、家に聞く、と言うと、貸せません、公衆電話で、と言いやがった。
なぜ、娘の生まれ年が無ければ確認できないのだ!くそっ!と思いながら電話機の方に行こうとすると、再び、女性職員が気付いたように、
「仮の年でも良いです」と言う。そりゃそうだろう。印鑑カード番号で検索すりゃ、僕の名前やデータが出るだけで娘の生まれ年なんて関係ない。
で、適当な年を書いて渡すと、
なんと、目の前、そこの端末で、登録カード番号であろう、とんとんとキー入力して、
直ぐに「これは申請者のカードではありません」と言った。つまり、娘のカードでは無いわけで、画面には僕のデータが載っているだけの筈だ。
と言うことで、問題は解決したが、この間、市役所の中の大勢の視線が僕に集中していた。
娘の印鑑カードの行方は不明だが、問題の一つは解決した。それも、たった十数秒で処理できることを、なぜこれほど怒鳴らねばならんのだ、とうんざりだ。
職員の法的に許されぬとの、本当かどうかは判らぬ拒否に、要求を諦めて、恐らく300円程度のことではあるが、求めに応じてお金さえ出せば、怒鳴ることなく処理できたのであろうが、それでは余りに情けない。と、とても馬鹿げた経験であった。

この経験を自分なりにじっくり考えて、問題がどこにあるかを考えた。
結局、市役所の仕事が、「申請書を出して、証明書を発行する」 と言ったような、きわめてルーチン化されたものになっていて、これから外れた仕事は、例え簡単に出来ることでも、そこから目をそむけて、ルーチンワークのルートを通るように市民を誘導することらしい。
今回の件では、「金を出して証明書申請をする」つまり、「僕のカードで僕の印鑑証明を申請し、これを、金を払って受け取る」ってルーチンである。で、市の職員は僕が怒鳴ることで、「娘の印鑑証明を申請して、間違った申請をしたから、証明書が出せず、従って、費用も発生しない」ってルートを見つけたわけだ。
つまり、もっと簡単に言うなら、印鑑カードシステムの運用に、カード内容を確認するとの機能が無いので、対応できないってことだろう。つまり、法的な問題と言うよりは、ソフトがそのようになっているからに過ぎないのだろう。
更にこの件の問題は、今の社会の、官僚システムや公務員システムに共通の問題と思える。つまり、「全てがルーチンワークになっていて、ルーチンに出来ない仕事は遣れない。若しくは、やらないようにしている」ってことだろう。逆に言えば、「ルーチンの手順に沿っておれば、悪事であろうと法的には正当と認められる」ってことらしい。また、彼等の思考は、物事の本質を見るのではなく、ルーチンに沿っているか、そのルーチンをどう巧妙に利用すれば問題を解決できるかしか考えておらず、ルーチンに沿っている限りは、自分の責任は果たした、と考えるらしい。
官僚、公務員、それに、彼等に拘わるトラブルや言動、例えば、中央道トンネル崩落、原発事故、猪瀬知事不祥事などの全ての原因や発生過程、発生後の過程は、どうやら、この観点から見ると、容易に理解できそうだ。それどころか、義姉についての、家庭裁判所での手続きとか書類閲覧に至るまで、全てが、同じ問題を抱えているようだ。

次いで、問題となるのは、名前が記載されていない「印鑑登録カード」について、これが、自分の物か、他の家族の物かを確認することに、手数料を支払うべきかどうかの問題がある。
市の運営は顧客である市民にサービスすることが目的である。とすれば、証明書を出すとか、何らかの形ある物を提供することは有償としても、顧客の問い合わせに回答することを有料にすることは奇妙だと言えるだろう。問い合わせに解答することを有償にすることもあるが、それは、そ回答内容が新しい知見とか、有用な知識を、問い合わせ者に与える見返りであって、市民へのサービスは元来、無償であるべき筈だ。
今回の場合は、市民を、その市民にとって無用な証明書発行に導くことで、無料であるべきサービスを有料にしてしまう等と、自分達の職務の基本が市民サービスであることを忘れた行為と思える。
等と、市役所で大声で怒鳴った自分に自己嫌悪を感じながらの分析である。
しかし、かような大声を必要とさせる市役所にも腹が立つのも事実だ。

が、遠くに住む友人に、メールでこの経過を書き送ったら、「市のソフトがおかしい。他方、女子職員の対応は褒められるべきだ」と返信してきた。その友人は賢明で、非常に穏やかな男で、平均的日本人の思考をしている。だが、彼なら、最初から穏やかに、お金を払って本問題を解決したであろう。
さて、いずれが正しいのであろうか。

なににしても、僕は頭のおかしいおじいさんとして、市役所では評判になっていることだろう。
このことだけでも、鬱陶しい話だが、頭のおかしいお爺さんは、僕だけでは無かった。
僕が貸農園を耕していることは書いているが、その農園の道は、特に霜が立つ今頃は泥だらけになる。靴に付いた泥を棒でたたき落としてから舗装道路にでることにしている。でも、僕以外に貸農園を借りている人はお構いなしに道路に出るので、その周辺の舗装道路は汚れている。
で、今日、貸農園に行ったときに、道路近くで貸農園を借りている人が、「その道で泥を叩き落とさないでくれ、叩き落とした土が、農園に飛び込む」と言う。「判りました。農園に飛び込まないように落とします。道路を汚すのが嫌だから」と言うと、突然怒鳴り始めた。「お前は、以前には、農園の通路に土を盛り上げたら、通れないと文句を言ったし、俺の畑に鋏を落としてマルチを傷つけた、どうの、こうの!」と叫びだした。目をむき歯をむき出している。
驚いてしばしは黙っていたが、当然ながら、僕も切れて、
「いったい何を言ってるんだ!通路を通れなくなるのは困るだろ。それに、マルチを傷つけたことは謝っただろ」と怒鳴り返した。すると、「この道は私道だ」などとわけのわからんことを叫ぶ。
お互いに、どなり終えて別れた、と言うか、僕は声の大きさには自信があるから、敵の十倍は怒鳴り返した。が、なんとも、老人は切れやすいのだ。
と、いよいよ鬱陶しくなった。結局は、人との拘わりでは、鬱陶しくなることばかりだから、人が自分のことをどう考えているかなんて、どうでもいい、と考えて生きて行くしかないのだ、と考えた。
それにしても、自分の持ちものでもない貸農園で、靴に付いた泥を払って、それが飛び込んでいると、怒鳴る阿呆がいることには呆れてしまう。わけわからん。

友人にかようなことをメールしたら返信が来た。
「もうちょっと歳を取ると、怒鳴るだけではなくて、手が出るようになる。そもそも、老人は、長い人生で経験を積み、自分に自信があるため、苦情などに対する耐性が無くなり、おこりっぽくなる。」
なるほどと思い、充分に自戒することにした。僕は、自信過剰な所があるから特に注意すべきだろう。

2015年8月追記
ところで、本件、つまり、畑での爺さん同士の切れ合いから1年もせずして、畑は相続の関係で貸農園を止めるとの葉書が来た。僕は翌日には地主さんを訪問して代替地を近辺に見付けたが、僕以外の人々は貸農園作業をあきらめるか、遠隔地の貸農園を借りた。
貸農園に金を掛けたって言ってた爺さんは、かなり遠くに代替地を得たようだが、貸農園に投資したビニールハウス(それも2基も)、それに、畝を囲む板囲いや、資材を置く大きな棚とか、なんとかかんとか、金を掛けたと自慢していた全てを移設せねばならない。そもそも、貸農園でビニールハウス設置や大きな恒久的な棚なんて許される筈もないのに、この爺さんは馬鹿か!って思うのだが、どうだろう。
まぁいいや。僕の被害は最小限と言うか、新しい農園は日当たり良しの絶好地であったし。

2月8日は豪雪です。とても怖いぐらいの豪雪です。ガレージの雪かきを何度も行っています。ベランダは手もつけられない有様です。
それで思い出しました。2月9日は、道路の雪かきでした。左右の家が旅行中で、僕の分担はとても重かったです。でも、体力的な自信が持てました。2月10日はベランダの雪かきと、冬越野菜、グリーンピース、タマネギ、ニンニクの救助作戦を行いました。葉を傷めないように素手で雪を掻くのですが、不思議なことに、あるレベル若しくは時間を越えると、それほど苦痛は感じなくなります。と言って、凍傷ではなく、指の体温が高まって、冷たさに優る状態になるようです。

ところで、大阪に居た頃、敦賀のセメント工場に見積打ち合わせに行きました。打合せ最中に、敦賀は豪雪地帯だと思えたので、どの程度積もるか、と尋ねました。途端に、付いて行っていたわが社の営業部長が、「打ち合わせ中に天気の話をしてどうするんじゃ!」と僕を怒鳴りつけました。見積打合せ最中の雪の話しに、僕が天候よもやま話を始めたと誤解したのでしょう。
このおっさんは何を言ってるんだと、返事に戸惑っていると、お客さんが、「いや、敦賀は雪が多いから、設備設計には雪の積雪量が重要なんです」と弁護してくれました。
おっさんは黙ってしまったのですが、営業部長でもこんなレベルってことですが、歳を取ると、怒りっぽくなるってことですね。
それにしても、会社の上司って、怒鳴ることに慣れてしまうっていうか、異常になってしまうようです。恐らく畑で僕をどなったおっさんも、会社では怒鳴ることに慣れてしまい、世間でもそれが通用すると思ったんでしょうね。が、しかし、会社とは異なり、世間では直ぐに逆襲されることに気付いたでしょうか。

ところで、市役所ですが、こんなトラブルや、その後の職員の対応を見ると、市役所で怒鳴りまくるって、あながち悪いことではなさそうだ。むしろ、もっと推奨されるべきことかもしれない。

新座市、税過徴収問題で全戸6万棟調査へ 市長「心よりおわび」

埼玉新聞 6月12日(木)1時22分配信
 新座市が60代の夫婦に対し約27年間、誤って固定資産税額を過徴収していた問題で、須田健治市長は11日、緊急に召集された市議会全員協議会で、市の課税ミスを認め、「課税誤りのあった方に多大な迷惑を掛け、心よりおわび申し上げます」と謝罪するとともに、市民の信頼回復に向け、7月から12月にかけ、市内全戸約6万棟の土地、家屋を対象に同様の誤徴収がないか調査する考えを明らかにした。
 市は、過徴収発覚の経緯やこれまでの夫婦への対応などについて説明。市議から「なぜ報道前に公表しなかったのか」との質問に対し、須田市長は「大変残念だが、毎年、市内で課税ミスは10件ほど発生している」と明らかにした上で、「マンション、水道に関係するなど、多くの市民が対象となるケースは発表するが、今回は個人の案件なので思案した結果、公表を踏みとどまった」と説明した。
 市によると、800万円以上に上った夫婦への請求額のうち、課税ミスがあった固定資産税、都市計画税分は全体の28%に相当し、残りの72%は課税ミスのない市民税、県民税の滞納分だった。一方で、請求額全体の約6割は、期日までに支払いを済ませなかったことで生じる延滞金が占めていたことも明らかにした。
 また、別の市議から「(納税者の事情に応じて減額などを考慮する)減免の話は夫婦にしたのか」との質問も。納税課長は「減免は通常、本税を納め切った時点でする。夫婦に延滞金の減免に関する話はしていない」と説明した。
 全員協議会を傍聴していた男性は「同じような誤徴収が毎年10件ほどあるのなら、なぜ今までチェックしなかったのか」と、疑問の声を上げていた。

0 件のコメント:

コメントを投稿